Blinkity Blank
https://www.youtube.com/watch?v=q3YeWgUgPHM
マクラレンの『線と色彩の即興詩』という作品は、コマに何も描かない黒い画面しか映らないシーンや、作画されたコマの間に黒いコマを組み合わせて差分効果によって描かいてないコマに動きを補完させ「コマとコマの間に何がおこっているか」を考えさせる演出を多用している。
「コマの上にあるものよりも、コマの間で起こることの方が、よっぽど重要だ」
この作品の面白いところはカメラレスの世界のためパースペクティブの存在しないのにも関わらず、黒い空間が狭く感じたり広大に感じたりと、シーンによって空間認識に変化を感じさせる所だ。つまりパースを描かずに無限の空間を表現できている事に驚くべきところなんじゃないだろうか。